重箱夕飯弁当@はしりと名残りを味わおう!の巻
食べることは生きること。
子供達と過ごす日常で、欠かすことのできない「食卓」。
この食卓で、何を食べ、何を語り、何を感じるのか、を大切にしたいと
常々思う台所番長、ヤスバーン。
台所をあずかる立場として、何ができるのか。
胃袋戦隊の心の記憶、脳の記憶、五感の記憶として何かを刻みたい。
それが出来るか、出来ないか、でなく、
それを心がけるか、どうかが大切なのではないか?と思うようにしている。
今シーズン初の「秋刀魚」に出会った。
新物です!と書かれた秋刀魚に、思わず手が伸びる。
もう、そんな時期?確実に秋はそこまでやってきているのだ。。。
食で季節の移ろいを感じる。これぞ食卓の真骨頂。
今シーズン初の「秋刀魚」にご登場頂いた!
ドーーーーーーーンっ!
いわゆる「はしり」の秋刀魚に
夏から秋にかけて美味しさを増す「旬」の茄子
さらには
夏も終わりに近づいて
「名残り」のゴーヤを詰め込んだ。
*秋刀魚の塩焼き
*ゴーヤチャンプル(すりごまとごま油仕様)
*茄子と椎茸の揚げ浸し
*ひじきと大豆の煮物
*揚げ豆腐とジャガイモとワカメの味噌汁
*玄米
オシャレなご馳走というわけでなく、とても素朴な食事だけど、
自分なりに「まごわやさしい」を網羅できたことが、嬉しい。
台所番長「ご飯よーーー!!!」
と声をかけると、一斉に胃袋戦隊たちが集まってくる。
胃袋戦隊「いっただっきまーーーす!」
勢いよく食べ始める胃袋戦隊たちを眺めることは、
おそらく台所番長、1日の中での一番の幸せ感度が刺激される瞬間だ。
タイ兄「お!秋刀魚だ!もう?もう秋?」
ヤスバーン「新物だよ!きっとこれからもっともっと美味しくなるんだろうけど、新物の味わいを噛みしめてーー!!!」
コーマル「うん!美味い!」
ヤスバーン「今の味わいを覚えててよー!旬の味わいとはまた違うはずー!!!きっとこれから脂の乗り方も違ってくるわよーーーー!!!」
みーたん「ゴーヤも食べやす〜い!」
ヤスバーン「夏も終わりに近づくと、苦味の中に、甘みも出てくるもんねー!」
セーマン「夏のゴーヤは苦すぎて食べられないけど、これ美味しい!」
ヤスバーン「でしょーーー!(笑)完熟トマトと同じでゴーヤも完熟は甘みが出るからねー!旬の苦味より名残りの甘みがあった方が子供には食べやすいのかもねー!」
カンちゃん「本当だー!美味しいーー!!ゴーヤが好きになったかもー!」
初物の秋刀魚から始まった食卓での会話。
何を話すというわけではないけれど、
皆で同じものを頂きながら、
食から季節を感じ、味の変化を感じ、そして、素材のチカラを感じる。
それでいいのだ。と信じることから始めよう。
食をいただけることに感謝。
美味しいと感じる健康な体に感謝。
そして全ての恵みに感謝。
ごちそうさまでした。
(。-人-。)
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